スーツを着るビジネスマンの多くは、手提げタイプのカバンを使っている方が多い印象ですが、最近ではリュックサックを合わせるスタイルも見られるようになりました。
昔はマナー違反だと考えられていましたが、現代においてその認識は崩れつつあります。
ここでは、スーツスタイルにリュックサックを合わせるときの注意点や、ビジネス向けのリュックサックの選び方のポイントについて紹介していきます。
便利な理由
結局のところ、リュックサックを背負う人が増えているのには理由があります。両手があくので、電車で吊革を握ったり、片手でスマートフォンを操作したりと、多くの動作ができるようになります。
また、重たい荷物を手で持つより、リュックサックを背負うことで荷物の荷重を分散することができます。
ビジネスマンにとっては通勤などの移動中に重宝する、とても便利なアイテムなのです。
合わせる際の注意点
一般的にリュックサックはカジュアルな印象が強いアイテムで、業界によってはNGなケースもあります。特に金融系や保険業界、公務員などの業界ではあまり好まれない傾向にあります。
一方、アパレル系やIT関連の業界では、そのあたりの規定はゆるい傾向にあるため、特に問題となることは少ないです。業界によってはNGな場合があるので、注意しましょう。
また、営業先ではあまり歓迎されないケースが多いです。世代によっては、マナー違反と捉える方もいます。通勤時はリュックサック、営業では通常の手持ちのビジネスバックにするなど、TPOに合わせて臨機応変に対応しましょう。
選ぶ際のポイント
スーツスタイルに合うリュックサックは、専門店や百貨店の紳士服売り場などで販売されています。
ビジネスバック売り場に行くと、リュックタイプのビジネスバックも最近ではよく見かけるようになりました。このようなお店で販売しているビジネスバックは、もともとビジネス向けを想定して作られたものであるため、カラーもブラックやネイビー、グレーなどスーツスタイルにマッチするものが多いです。形も四角いタイプのものが多く、パソコンやA4ファイルが入るサイズのものが一般的です。
一方、カジュアル専門の洋服店などでは、私服に合わせやすいデザインのものが多く、ビジネススタイルにはあまり向きません。
ビジネス向けの物は、ポケットが多数備わっていたり、パソコンを収納できるクッション付きのポケットが備わっていたりするので、機能性に優れているものも多いです。信頼できるお店で実物を確かめ試着し、ご自身で使い勝手のよいリュックサックを選んでみてくださいね。